nanisore oishisou

Webエンジニアあるまさんのゆるふわ奮闘記。

Laravel5.4でイベント&キューを使ってメールをキュー送信する手順(1)

どうも!
続きはブログでと言っておいて随分時間が経ってしまいましたが、
ようやく5月のPG会でやった内容をブログにまとめられる時間ができましたー。

敬語だと文字いっぱい書く時に時間のムダだし読者のみんなは私のフレンズということでこれからタメ口で書くよ。4649!

ところで、最近、ポルカドットスティングレイが大好きで作業BGMとして聞きまくってる。ライブに行きたい!

さて、
題名に5.4って書いてあるけど、5.2でもほとんど変わりない。 Mailable使うか使わないかって感じ。

大体1時間くらいでメール送信までできる予定だったんだけど、
テストでやってたときは何も問題がなかったんだけどLaravel Mixのコンパイル時にエラーが出るというハプニングもあって、これから本題ってところで終わっちゃったんだよね(T_T)
これは焦ってstylusのコードをscssのファイルに貼り付けたのが原因で、Nodeのバージョン等は関係なかったことが後に判明した。
みんな、混乱させてしまって、ごめんね。
だから所要時間的には1時間半くらいだと思う。トラブルなければねw

ローカルにLaravelプロジェクトを作成

まずは適当なディレクトリ、またはValet使ってるならValetディレクトリにcdしてからLaravelプロジェクトを作成する。

私はアプリ名をmailable_testとして作成することにする。
君は好きな名前にすればいい。

laravel new mailable_test

当然だが今つくったディレクトリに入ってくれたまえ。

cd mailable_test

DBを起動

今回はDBを使うので、ローカルでmysqlmariaDBが動作してるか確認して、動作してないなら立ち上げねばならない。
brewが分からない人は、私の過去記事を読んでインストールしてくれたまえ。

arm4.hatenablog.com

ただ、この記事は古いので、Laravelのローカルセットアップは以下の手順か公式ドキュメントを見ることを推奨する。

qiita.com

$ brew services list                                                                                                                                                                            
Name    Status  User Plist
dnsmasq started root /Library/LaunchDaemons/homebrew.mxcl.dnsmasq.plist
mariadb stopped
nginx   started root /Library/LaunchDaemons/homebrew.mxcl.nginx.plist
php55   stopped
php71   started root /Library/LaunchDaemons/homebrew.mxcl.php71.plist

$ mysql --version                                                                                                                                                                               
mysql  Ver 15.1 Distrib 10.1.20-MariaDB, for osx10.10 (x86_64) using readline 5.1

$ mysql.server start                                                                                                                                                                            
Starting MySQL
~~
 SUCCESS!

homebrewでインストールしたmariaDBで以下のエラーがでる場合がある。
自慢げにERROR!とか言ってくる。

/usr/local/Cellar/mariadb/10.0.13/bin/my_print_defaults: Can't read dir of '/usr/local/etc/my.cnf.d' (Errcode: 2 "No such file or directory")
Fatal error in defaults handling. Program aborted
Starting MySQL
. ERROR!

/usr/local/etc/my.cnf.dこんなファイルないですと怒ってくるので、
作成するか、 /usr/local/etc/my.cnfの以下をコメントアウトする。

/usr/local/etc/my.cnfの以下をコメントアウト
!includedir /usr/local/etc/my.cnf.d

▼参考 https://stackoverflow.com/questions/20448822/mariadb-homebrew-install-errors stackoverflow.com

新しいDBとユーザを作る

そんなの知ってると思うようなコマンドまで書いてあげる私の親切心を見よ。
私はデータベース名をmailable_testとして作成することにする。
君は好きな(ry

mysql -u root -p

create database mailable_test;

使えそうなユーザがいないか確認してみる。

select User, Host from mysql.user;

私はローカルだし作るのが面倒だったので、ユーザはrootで進めてしまうことにした。
root使うのはいくらローカルでもキモいですという律儀な君はきっと好きなユーザを作ることだろう。

.envの設定

APP_NAME=Mailable_Test
APP_ENV=local
APP_KEY={ここにはハッシュキーが入るよ}
APP_DEBUG=true
APP_LOG_LEVEL=debug
APP_URL=http://mailable_test.dev/

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=mailable_test
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=

config/app.phpの設定

とりあえず今のところは以下だけ設定しておけばいいだろう。

'timezone' => 'Asia/Tokyo',

ユーザ関連テーブルを作成

Laravelをインストールすると、すでにユーザ登録に必要なmigrationファイルが2つ存在している。これらをmigrateしてDBにテーブルを作る。

php artisan migrate

ここでmariaDBをインストールしている諸君は以下のようなエラーと出会うことだろう。

 [Illuminate\Database\QueryException]
  SQLSTATE[42000]: Syntax error or access violation: 1071 Specified key was too long; max key length is 767 bytes (SQL: alter table `users` add unique `users_email_unique`(`email`))

Laravel 5.4では
mariaDBまたはMySQL v5.7.7未満だとエラーが出る。
作られてしまったusersテーブルを手動で削除し以下を追記して再実行しよう。

▼参考
https://laravel-news.com/laravel-5-4-key-too-long-error laravel-news.com

app/Providers/AppServiceProvider.phpのbootに以下を追加
<?php

use Illuminate\Support\Facades\Schema;
.
.
.
public function boot()
{
    Schema::defaultStringLength(191);
}

migrateを実行して
usersとpassword_resetsが無事に作成されたはずだ。
よかったよかった。

ログイン認証機構のscaffoldを実行

Laravelにはコマンド1発でログイン認証まわりに必要なクラスや画面の作成を全部やってくれるscaffoldがある。
今回はそれを使う。

php artisan make:auth

これでユーザを登録したり、登録したユーザでログインすることが出来るようになった。
Laravelすごい。すごすぎる。わずか数分の出来事。

Laravel Mixを使う

今回のメール送信とは関係ないがLaravel5.4をインストールして、
Laravel Mixの設定をすれば、すぐにVue.jsを使ってコンポーネント開発ができる。

だからLaravel Mixの設定をする。

jsフレームワークとかNode.jsとか怖いという人は飛ばしてもいい。

まずは自分のNode.jsのバージョンを確認する。
Node.js製のライブラリはNodeのバージョンによって使えたり使えなかったりするのでNode.jsのバージョン管理は必須である。
私はnというバージョン管理ツールを使っている。
この管理ツールについては過去記事を参照。

arm4.hatenablog.com

バージョンを確認し、大丈夫そうな気がしたら、アプリルートでnpm installを実行する。

node -v
npm -v

npm install

node7系だとCannot find module ‘internal/fs'と怒られたので6.10.0でinstallしてみたらうまくいった。

qiita.com

n list

n 6.10.0

とりあえず、この状態で一度、コンパイルしてみよう。前のバージョンのLaravelを使っていた人はgulpを実行する変わりに今度は以下のコマンドになったと思えばいい。

npm run dev

もちろんwatchもある。

npm run watch

Laravel Mixではjsやcssコンパイルにwebpackを使っているが、その設定ファイル(webpack.mix.js)はインストール時にもうサンプルが書いてある状態でインストールされる。

サンプルのscssファイルとjsファイルも置いてあるのでコンパイルを実行すると bootstrapとVueをrequireしたjsとbootstrapのcssがpublic配下に作成される。

コンパイル前のファイルはresources/assets/以下に格納しよう。

これでもうVue.jsを使う準備は完了したので、/resources/views/home.blade.phpを以下に修正しよう。

@extends('layouts.app')

@section('content')
<example></example>
@endsection

f:id:arm4:20170629195354p:plain

こんなふうに表示されていると思う。
え?この文章どこから来たの?って感じの人は/resources/assets/js/components/Example.vueを見てみよう。

Stylusを使うための設定をする

ここからは完全にお好みの世界だが、私はSassよりStylusを使いたいのでStylusを使うためにいろいろ設定する。

まずはインストールされているnodeモジュールを確認してみよう。

nodeモジュール一覧を表示
npm ls --depth=0
├── axios@0.15.3
├── bootstrap-sass@3.3.7
├── cross-env@3.2.4
├── jquery@3.2.1
├── laravel-mix@0.12.1
├── lodash@4.17.4
└── vue@2.3.3

こんな感じになってると思う。

bootstrapを使ってレスポンシブサイトを作る際にはメディアクエリの設定は欠かせない。
現在のプロジェクトでは自作のMixinを使っているが、便利なStylus用メディアクエリ設定ライブラリを見つけたのでインストールしておくことにする。

ruptureをインストー
npm install rupture --save-dev

あと、Sassを使わないのでbootstrap-stylを入れてみる。
入れてみてから思ったけど、bootstrapは無理して同じcssにしないでもSassのまま別ファイルにして、bladeで別に読み込んだほうがいいかもしれない。

bootstrap-stylをインストー
npm install bootstrap-styl --save-dev

stylusを使いたいので↓のstylusファイルを作る

/resources/assets/stylus/app.styl
// Fonts
@import url(https://fonts.googleapis.com/css?family=Raleway:300,400,600);

// Variables
@import "_variables";


// Bootstrap
@import "../../../node_modules/bootstrap-styl/bootstrap/index.styl";

/resources/assets/stylus/_variables.stylを作る。

// Body
$body-bg = #f5f8fa;

// Borders
$laravel-border-color = darken($body-bg, 10%);
$list-group-border = $laravel-border-color;
$navbar-default-border = $laravel-border-color;
$panel-default-border = $laravel-border-color;
$panel-inner-border = $laravel-border-color;

// Brands
$brand-primary = #3097D1;
$brand-info = #8eb4cb;
$brand-success = #2ab27b;
$brand-warning = #cbb956;
$brand-danger = #bf5329;

// Typography
$icon-font-path = "~bootstrap-sass/assets/fonts/bootstrap/";
$font-family-sans-serif = "Raleway", sans-serif;
$font-size-base = 14px;
$line-height-base = 1.6;
$text-color = #636b6f;

// Navbar
$navbar-default-bg = #fff;

// Buttons
$btn-default-color = $text-color;

// Inputs
$input-border = lighten($text-color, 40%);
$input-border-focus = lighten($brand-primary, 25%);
$input-color-placeholder = lighten($text-color, 30%);

// Panels
$panel-default-heading-bg = #fff;

/webpack.mix.jsを以下に修正する。

const { mix } = require('laravel-mix');

var bootstrap = require('bootstrap-styl');

mix.js('resources/assets/js/app.js', 'public/js')
   // .sass('resources/assets/sass/app.scss', 'public/css');
   .stylus('resources/assets/stylus/app.styl', 'public/css', {
        use: [
            require('rupture')(),
            bootstrap()
        ]
    })
   .options({
    postCss: [
            require('postcss-css-variables')()
        ],
    processCssUrls: false
   });

もう一度コンパイルを実行。

npm run dev

エラーが出なければ、これでStylusを使う準備は完了。

勘のいい人はあれ?stylusの_variables.stylでbootstrap-sassのフォント参照してるけどいいのかな?と思うと思う。
bootstrap-stylusにはフォントが置いていないため、bootstrap-sassのfontsを参照しておいた。
ゴリ押しの解決法なので、resources配下にフォントをコピーしてきて参照したほうが気持ちいいかもしれない。

では、早速app.stylに自分で好きなスタイルを追記してみよう。

body
    background #f00
npm run dev

背景が目に優しくない赤になっていたらOKだ。

ModelFactoryを使ってダミーデータを作成する

ModelFactoryはFakerというライブラリを使用していい感じのダミーデータが作成できるLaravelの機構だ。
当然だがデフォルトでは日本語に対応していない。

私たちは日本人。いくらダミーデータとはいえ、日本語で入れたいのがジャパンクオリティである。

AppServiceProviderに以下を追加
<?php
.
use Faker\Generator as FakerGenerator;
use Faker\Factory as FakerFactory;
.
.
.
    public function register()
    {
        $this->app->singleton(FakerGenerator::class, function () {
            return FakerFactory::create('ja_JP');
        });
    }

▼参考

yutagame.hateblo.jp

投稿テーブルを作成する

今回はブログ記事にユーザが「いいね」を付けられるようなアプリを作ろうと思っているので、ダミー記事が必要となる。
記事用の投稿テーブルを作成しよう。 モデルを作るときに-mするとmigratiomも一緒に作ってくれる優しいLaravel。

artisan make:model Post -m

CreatePostsTableのmigrationはこんな感じ。

<?php
.
.
.
    public function up()
    {
        Schema::create('posts', function (Blueprint $table) {
            $table->increments('id');
            $table->timestamps();

            $table->string('title');
            $table->text('content');
            $table->integer('user_id')->index();
        });
    }

    /**
     * Reverse the migrations.
     *
     * @return void
     */
    public function down()
    {
        Schema::dropIfExists('posts');
    }

ModelFactory.phpに以下を追加

<?php
.
.
.
$factory->define(App\Post::class, function ($faker) {
    return [
        'title' => $faker->sentence,
        'content' => $faker->paragraphs(3, true),
        'created_at' => $faker->dateTimeThisYear($max = 'now', $timezone = date_default_timezone_get()),
        'updated_at' => $faker->dateTimeThisYear($max = 'now', $timezone = date_default_timezone_get()),
        // 'user_id' => function () {
        //     return factory(App\User::class)->create()->id;
        // }
    ];
});

Fakerを日本語対応する

デフォルトのままだとsentenceやparagraphsは、日本語に対応されていない。
Factoryに何の意味もない!
だから日本語化したLorem.phpを作成する。

以下のファイルをコピーして
/vendor/fzaninotto/faker/src/Faker/Provider/Lorem.php
以下の場所に置く。
/vendor/fzaninotto/faker/src/Faker/Provider/ja_JP/Lorem.php

namespaceを調整し適当な文字の配列を突っ込む
<?php

namespace Faker\Provider\ja_JP;

class Lorem extends \Faker\Provider\Lorem
{
    protected static $wordList = array(
        'ゴーシュは', '町の活動写真館で', 'セロを', '弾く係りでした。', 'けれども', 'あんまり', '上手でないという', '評判でした。',
        '上手でないどころではなく', '実は', '仲間の楽手のなかでは', 'いちばん', '下手でしたから、', 'いつでも', '楽長に',
        'いじめられるのでした。', 'ひるすぎ', 'みんなは', '楽屋に円くならんで', '今度の', '町の音楽会へ', '出す', '第六交響曲の',
        '練習を', 'していました。', 'トランペットは', '一生けん命', '歌っています。', 'ヴァイオリンも', '二いろ風のように', '鳴っています。',
        'クラリネットも', 'ボーボーと', 'それに', '手伝っています。', 'ゴーシュも', '口をりんと結んで', '眼を', '皿のようにして',
        '楽譜を', '見つめながら', 'もう一心に弾いています。', 'にわかに', 'ぱたっと', '楽長が両手を', '鳴らしました。', 'みんな',
        'ぴたりと', '曲をやめて', 'しんとしました。', '楽長がどなりました。', 'セロがおくれた。', 'トォテテ', 'テテテイ、', 'ここからやり直し。',
        'はいっ。', 'みんなは', '今の所の少し前の所から', 'やり直しました。', 'ゴーシュは', '顔をまっ赤にして', '額に汗を出しながら', 'やっと',
        'いま云われたところを', '通りました。', 'ほっと安心しながら、', 'つづけて', '弾いていますと', '楽長がまた', '手をぱっと', '拍ちました。'
    );
words[0] = ucwords($words[0]);をコメントアウトする
‘ 'と’.‘を全て’‘に置換

関連クラスにrelationを設定する

ダミーデータはユーザが記事をたくさん投稿するという1対nの関係になるように作りたいので、そのようなrelationを設定しておく。

User.phpにpostsを作成
    public function posts()
    {
        return $this->hasMany('App\Post');
    }
Post.phpに以下を追記
    protected $fillable = [
        'title', 'content',
    ];

    public function user()
    {
        return $this->belongsTo('App\User');
    }

ダミーデータを作成するseederを作成

artisan db:seed --class=MakeDummySeeder
<?php
.
.
    public function run()
    {
        DB::beginTransaction();
        factory(App\User::class, 40)->create()->each(function ($u) {
            for($i=0; $i < 3; $i++) {
                $u->posts()->save(factory(App\Post::class)->make());
            }
        });
        DB::commit();
    }

seederを実行

artisan db:seed --class=MakeDummySeeder

これでダミーユーザ40人とそれぞれ記事が3つずつ出来たはずだ。

ちょっと記事が長すぎるので、続きは次回にしようと思うwwww